(予告)「Archiprix International Workshop」の体験レポートを書きます

3月26日〜4月4日の日程で、ウルグアイのモンテビデオで開催されるワークショップに参加します。http://www.archiprix.org/workshop_2009/僕はスペインの建築事務所dosmasunoarquitectos(http://www.dosmasunoarquitectos.com/)のイグナチオさん率いるGroup…

(第2回追記)『1995年以降』レビューその後

RAJのサイトに、僕を含めた10人のレビューがリンクされています。 http://www.round-about.org/2009/02/1995_vol1.html また、藤村さんからは直接メールで感想をいただきました。「他のレビューの批評等もぜひやってみて下さい」との提案があったので、もう…

(第2回)『1995年以後』藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT編著

僕は84年生まれ(早生まれなので83年組)で、小中学校がだいたい90年代と一致する。ついでに高校から大学院がほぼ00年代。『1995年以降』の32組のインタビュイーの、ぎりぎり下にいる世代でしょうか。というわけで世代論的には、一歩引いたところからすぐ頭…

野又穫と須藤由希子

野又穫さん http://www.operacity.jp/ag/exh56.html(オペラシティでの展覧会ページ) 須藤由希子さん http://www012.upp.so-net.ne.jp/mahalo/ このお二人に関しては、実際に作品を見たわけではなく、ふらふらっと知った。で、なんとなく最近の建築の2大潮…

『大chocolate展』終了!!

hoppeの記念すべき第一回グループ展が大盛況のうちに終わりました。 動員は2日間で約180人!! 原宿という場所柄、ふらっと立ち寄ってくれる人が多かったので「内輪ノリ」にならなくてよかったです。 小さな小さな展覧会でしたが、お客さん参加型だったので…

(第5回)『CraftMAP -日本・世界の白地図-』中村真也さん

http://www.craftmap.box-i.net/ は、おもしろい。都道府県から世界まで、白地図が簡単につくれます。 ○とにかく便利。 ○しかもフリーだし。中村さんはいい人だ。 ○フォトショやイラレでぬりぬりしましょう。

理念 +

いまさら「理念」に書き加えるとも思っていなかったのですが、昨晩『私家版・ユダヤ文化論』(内田樹、文春新書)を(おそらく3回目くらいですが)読み終えて、少しばかり感動してしまいました。僕がいいな、と思ったのは「あとがき」です。 レヴィナスとい…

(第1回追記)Live Round About Journal 2009

先の感想文をRAJのブログで取り上げていただきました。 http://www.round-about.org/2009/02/live_roundabout_journal2009.html しっかり届いている、というのが嬉しいです。これからもこのサイトをもっとおもしろくして、少しずつ社会に開いていきたいなぁ…

(第4回)『密買東京』安田洋平さん・田中慶樹さんほか

http://www.mitsubai.com/tokyo/index.html は、おもしろい。へんなものばっかり売ってます。 ○(とくに建築学生には)言わずと知れた「東京R不動産」の仲間のようです。 ○「身にまとう効果音」すばらしい。「ッ・リング」って買うときなんて言えばいいの?…

(第3回)『fabprefab』Michael Sylvesterさん

http://www.fabprefab.com/fabfiles/home.htm は、おもしろい。やたらプレハブ住宅に詳しいサイトです。 ○「fabzone」は写真がいっぱいで楽しい。 ○マイケルさんはカリフォルニアのビジネス・コンサルタントらしいです。更新は止まっている模様。 ○同じく工…

『大chocolate展』告知!!

『大chocolate展』by HOPPE 内容:絵・立体物・映像・写真・お笑いライブ日時:2月14日(土)12:00〜20:00/15日(日)11:00〜18:00場所:原宿デザインフェスタギャラリーWEST(2階D・E)http://www.designfestagallery.com/アクセ…

(第八話)梨園

第五話で自分の昔話をして、「未分化」のときがあったと書いた。そうしたら友人のYが共感してくれて、それについて話し合った。 子供の頃、「そこ」には秘密基地があって、いつも遊ぶ友達と「そこ」でいろんな遊びをした。「そこ」というのは物理的には近所…

(第1回)Live Round About Journal 2009

とてもおもしろいイベントを開いてくれた藤村龍至さんに、まずは感謝。かなりマジメに聞いたので、考えたことを書きたいと思います。藤村さん、読んでくれるといいな。 ・「閉じてる」発言と社会性 よく「話が内輪で閉じてる」「言っていることがわからない…

(第2回)『soviet roadside bus-stops』Christopher Herwigさん

http://www.polarinertia.com/jan07/bus01.htmは、おもしろい。ロシアのソヴィエト時代のバス停です。 ○近代もバラックもイスラムも土木も、全部のみこんじゃってます。 ○パロディなのかマジメな模倣なのか。マジメな模倣な気がします。あったはずの思想は見…

(第1回)『愛と哀しみのル・コルビュジエ』市川智子さん

http://www.h5.dion.ne.jp/~sujaku/itikawa/c-0.htmlは、おもしろい。こんなことを学びました。 ○シャルル・エドゥアール・ジャンヌレ(のちのル・コルビュジエ)の処女作ファレ邸は、美術教師レプラットゥニエ先生のジョン・ラスキン好きの影響がある。この…

(第七話)青木淳の正しい読みかた

なんだかよくわからないうちにマジメな話ばっかりしている。困った。くだらないことを書きたいよう。でもまじめができない人に笑いなんかできるわけないから、今は地盤堅めに精を出すしかない。不本意だがそういうもんなのである。 で、青木淳は不思議なこと…

(第六話)先達のことばを拝借して、大事なことを一気にいう

次の三つは、人が「自分で考える」瞬間について、いろんな言葉で書かれたものだ。 何かを分かるということは、何かについて定義できたり記述できたりすることではない。むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、そのリアリティにおののいてみること…

説明書

このサイトは建築についていろいろと考えたり笑ったりするサイトです。 一見ブログのかたちをとっていますが、このサイト内の記事を読まれるときはまず「カテゴリー」からテーマを選んでください。それに関する記事だけが出てくると思います。日記のように新…

(第一話)ユニテのレシピ

ル・コルビュジエ(以後、コルさん)という人は、近代建築の3巨匠と呼ばれる人で、日本だと上野の西洋美術館で有名です。去年僕の友人が、「西洋美術館を世界遺産に!」というような会のパーティーで発表原稿を書かなきゃいけないから「コルビュジエって誰…

(第五話)とつぜん、思い出

またいろいろ考えているうちに、次に何を書くんだっけ、と忘れてしまう。思い出せない。それで読み返すと、柔らかい言い回しを使ってはいるけど、なんだか難しいことを書いている気もしてくる。難しいまま進んでいくと書くほうも読むほうも疲れるので、とつ…

遡上都市

制作:おんちゃん制作:みすずさん制作:濱野、兒玉と皆 (以下、発表原稿より) 「まずはこの写真を見てください。これは隅田川上にある貯木場の跡地です。遺跡のような静かな佇まいを目にした私は、この場所を、光や風や水を、いつもより少し鮮明に感じら…

2009年チョコ戦線

森永製菓は「逆チョコ」で「男性から女性へ」に絞ったが、江崎グリコは「もっとフレンドリーバレンタイン!」でもっと気軽にみんな買おうよと言っている。不二家も"友チョコ"から高級チョコまでを揃えているらしい。とにかく各社とも2月14日を1億3000万人が…

(第四話)「原っぱ」論はネコの会話だ

僕が『原っぱと遊園地』を読んでめちゃくちゃ驚いたのは「まったく違うことを考えているはずなのに、出てきた答がほぼ一緒」だったからだ。青木淳は美術館からアプローチし、僕は「畏れ」からアプローチしたが、「よい空間」も「よい空間が生まれるわけ」も…

(第三話)僕は神社に向かった

正確にいつからかはよくわからないけれど、僕の頭は神社へと向かった。過去のブログを見る限り2006年4月には「感動」や「畏れ」といったタームが見られ、同年9月には「美とはなにか」「明治神宮の構造」といった記事に発展している。10月になると都内の神社…

(第二話)「原っぱ」と「遊園地」

もしディズニーランドの園内で生まれて、その内側がすべての世界で、死ぬまでそこで暮らすとしたらきついなぁ。きっと思春期過ぎた頃から「この世界がすべてな訳がない!」という妄想が肥大化していって、ある者は塀を上ろうとして捕まり、ある者はわけもわ…

「はじめまして」は恐ろしい

『あいさつ』そして『理念』を「です・ます」調で書いた。そしてすぐに心配になったのは「なんだかウザい印象を与えないだろうか」ということだ。よくわからないがそう思ってしまったのだ。だいたいなぜ「です・ます」調で書いたのだろうかと思ってよくよく…

森永がすごい

「逆チョコ」をコンビニで発見して驚愕した。なんだこのくだらなさは。くやしいが素敵だ。こんなに馬鹿馬鹿しいのに店内で一番かしこく見えてくるコンビニのばかさ加減もどうなんだ。 任天堂の社長が「不要不急のものをつくっている」というようなことを言っ…

チョコレート展をまたやる

むかし"21_21 Design Sight"というミッドタウンのギャラリーで『チョコレート展』という展覧会をやっていたが、なぜか僕もチョコレートを題材に制作をすることになった。慶応の演劇出身の人たちと一緒に展覧会をやろうということになって、じゃあ僕もこの機…

(第一話)青木淳さん、それです!

『原っぱと遊園地』(青木淳著/王国社)を読んで、僕は自信を持って言えることがひとつある。「この本を読んで最も感動したのは僕である」あるいは、それが生意気に聞こえるなら、「この本を読んで僕のような感動のしかたをした人はいないのではないか」だ…

予定です

うーん。単発で書くことはできても、シリーズものを書く時間と脳の容量が足らないです。 なので予定もとりあえずナシ。すみません。