いろいろ考える

タイトルはいつも後。そしていつもここで手が止まるからいらないよタイトル。

あぁ、書いてない。すばらしく書いてない。 本当は書きたいことはたくさんあるような気がしているのに。 とはいえ深夜に帰ってきて書こうという気が起きないんだから仕方ない。 だが今日はたまたま飲んだので、意味もなくキーボードを叩く感覚を味わおうとし…

すばらしき妄想の世界

わりと前のことになるけど、初代TV版マクロスを見終えた。 どうしてもマクロスフロンティアと比較したくなった。 今回は、現代が妄想の時代だというお話。 初代マクロスは1982年の作品(僕は生まれていない)。 マクロスFは2008年の作品。シリーズの25周年作…

アニソンっていいね

ツタヤで久しぶりにCDを借りてきた。5枚で1000円だった。 ・リターン・トゥ・フォーエバー(チック・コリアのバンド)の『浪漫の騎士』 ・マハヴィシュヌ・オーケストラ(ジャズ×プログレロックみたいな)の『火の鳥』 ・ずっと聴いてないままだったエゴラッ…

さよなら、もの

iTunes StoreがCDをなくしつつあり、次はキンドルが本を不要にしていくか、というような話が僕のTwitterTL上でよく聞かれるよこの頃。 もともと「ジャケ買い」という文化がよくわからなかった。少ないお金を最大限いい音楽に使いたいと思ったときに「ジャケ…

老若雑感

今、はなかなか考えられなかったような未来に来た気がするけど、とはいえ明治生まれの人だって生きている程度の未来です。 長寿命は、なかなか日本の機動力にきびきびとした動きを許しません。もし寿命が40年だったら、国民の大半がブログやツイッターに馴れ…

思想の靴、便利な靴

いまさらだけど、西洋人が寝室のベッドのところまで靴を履いたままというのは、あらためて考えるとものすごい。靴なんてもともと人間が類人猿みたいなものだった頃にはなかったものなのに。 外国へ行ったときは貧乏旅行なのでユースホステルに泊まることが多…

構造主義がいまなんとなくわかったよレヴィ

最近、いろいろなものに対して簡単に批判はできないし、すべきではない、という気がしてきた。 前にイラッときて勢いにまかせて東批判を書いたりした(「批評家はだれだ!:『思想地図vol.3』東浩紀・北田暁大編」)けど、それも少し後悔している。 へんな話…

頭の中はどこから来たのか?

やっかいなことを始めなければいけない。自分の頭の中にぼんやりとあった、将来自分の建築理論になるだろうと楽観視していたはずの断片たち。「自分の発想は自分独自のものだ」などと思うほどナイーブではないけれど、いちおう自分で選択してきた本を読んで…

情報化

密閉された部屋の中の空気と外気とでは、情報の密度が違う。 例えば外気なら、微妙な気温や湿度の差、風、季節の匂い、植物や雨の匂いetc.といった膨大な情報に満ちている。 空調というのは、そういった空気の持つ無限のパラメーターから「温度」という部分…

100年

例えばある建物が100年経ったとして全く変わりない姿をしていたら、その建物は「100年」というお客さんを受け容れなかったことになる。 まして「100年」が残したものが「汚れ」でしかなかったとしたら、「100年」というお客さんとの付き合いは悪かったという…

意志について:ドットアーキテクツ展

伊東豊雄の「座・高円寺」を見た帰りに、プリズミックギャラリー(http://www.prismic.co.jp/gallery/index.html)にふらっと寄る。展示は「ドットアーキテクツ展」。 ドットアーキテクツ(http://www.tcct.zaq.ne.jp/dot/index.html)は30代の3人からなる…

日本に「公共」は未だ存在せず

「公共」という概念は、いまだ日本に根付いていない。たとえば「公共建築とはなにか?」と言われたら、日本人はこう答えると思う。「誰のものでもない、みんなのための建物」合ってる。合ってるけど、全然違う。もう少し言い方を変えると「誰かの私利私欲の…

大学を考える僕は建築家なのか?

休憩コーナーの一角をガラスで覆って排気を効かせた部屋が喫煙所だということになったが、それもすぐに使用禁止になってしまった。平成20年から、東大にも禁煙ブームがやってきたのだ。 で、その使われなくなった暗いガラス部屋はずっと放置されたままだった…

野又穫と須藤由希子

野又穫さん http://www.operacity.jp/ag/exh56.html(オペラシティでの展覧会ページ) 須藤由希子さん http://www012.upp.so-net.ne.jp/mahalo/ このお二人に関しては、実際に作品を見たわけではなく、ふらふらっと知った。で、なんとなく最近の建築の2大潮…

「はじめまして」は恐ろしい

『あいさつ』そして『理念』を「です・ます」調で書いた。そしてすぐに心配になったのは「なんだかウザい印象を与えないだろうか」ということだ。よくわからないがそう思ってしまったのだ。だいたいなぜ「です・ます」調で書いたのだろうかと思ってよくよく…