『妹島和世論 マキシマル・アーキテクチャーⅠ』刊行のお知らせ

『妹島和世論 マキシマル・アーキテクチャーⅠ』服部一晃 著NTT出版 2017年3月24日発売 定価2400円+税 「建築・都市レビュー叢書 01」全国書店にて取り扱い中 Amazonはこちらより 「序」より だが、私はこうも思う。そもそも作品にしよう、亀裂を生み出そう…

新ブログOPENと、ここのCLOSEのお知らせ

新ブログを始めました。http://hattorikazuaki.blogspot.jp/ と同時に、ながらく更新のなかったこのブログを、野ざらし放置します。 今までありがとうございました。そして新しいブログを、よろしくお願いします。

五原路記 閉店!

またしても突然ですが、上海生活専用ブログとしてつくった「五原路記」を閉店しました。 作ったときは、突っ込みどころの多い国に来たしつらつら日常でも書くか〜と思ったのですが、残念なことに日常系ブログを書く能力がありませんでした。 更新滞ってしま…

突然ですが、上海での生活がスタートしたので、専用ブログ始めました。 『五原路记』 http://d.hatena.ne.jp/hattorikazuaki+shanghai/ 1年ほったらかしにしてしまったけど、こちらはしばらく続ける予定です。よろしく!!

音楽における足し算(0)

音楽における足し算・・・またしても「足し算」である。いま、「強烈に足し算的な音楽」にハマっている。 僕にとってアニメは2年間の冒険だったが、音楽は20数年のあいだ好きであり続けている芸術だ。いわゆる雑食で、マニアックへと突っ走ることも多かった…

足し算芸術としてのアニメ(6)

アニメとは足し算によってつくる芸術であり、その足し算には3種類ある。それぞれの足し算は、与える効果が違う。 1)「描き込み的足し算」→「没頭」 2)「衝突的足し算」→ 「ショック」(デペイズマン的〜は言いにくいので修正) 3)「装飾的足し算」→「…

足し算芸術としてのアニメ(5.5)

勢い良く「さぁその6にいってみよう」とか言ったものの、ちょっと休憩したくなったのでオススメアニメを勧めるという趣旨に戻ってみる。 今回は趣向を変えてSF以外のものをピックアップしてみる。 - ◯ドラマをどう組み立てるのか 『CLANNAD 〜AFTER STORY〜…

足し算芸術としてのアニメ(5)

第5回。なぜアニメ表現論を長々と書いているかは次回説明するので、今は進めるのみ。 - ◯続・装飾について 『けいおん!』『けいおん!!』(2009〜2010年、原作:かきふらい、監督:山田尚子、制作:京都アニメーション)TVシリーズ全14回+27回 さて、前回扱…

足し算芸術としてのアニメ(4)

◯コミュニケーションを促進する装飾だらけのアニメ 『輪るピングドラム』(2011年、監督:幾原邦彦、制作:Brain's Base)TVシリーズ全24話 前回、『四畳半』『化物語』『まどマギ』『サマーウォーズ』を同じように「表現方法そのものを足し算する」として一…

足し算芸術としてのアニメ(3)

◯表現方法そのものを足し算する現代アニメ 『四畳半神話大系』(2010年、原作:森見登美彦、監督:湯浅政明、制作:マッドハウス)TVシリーズ全11話 『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年、原作:Magica Quartet、監督:新房昭之、制作:シャフト)TVシリーズ…

足し算芸術としてのアニメ(1)

2年間アニメを見つづけた。 特別な興味もなかったけど、YouTubeで「トップをねらえ!」(1988年、GAINAX)全話無料公開中とか言っていたので、本当に何気なく見たところこれがけっこう面白く、そっからずるずると見続けてしまった。 なぜアニメにハマ…

足し算芸術としてのアニメ(2)

◯マクロスシリーズ 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年、原作:スタジオぬえ、監督:石黒昇、河森正治、制作:タツノコプロ)劇場版 『劇場版 マクロスF』(2009年、2011年、監督:河森正治、制作:サテライト)劇場版2部作 マクロスの最…

考える建築店2!

最初の記事を書いてから3年が経った。去年1年書いていないとはいえもう3年。 気づけばサブカルブログと化し、それでも建築だとかろうじてブログタイトルだけが主張する始末。 この人大丈夫か?と、そろそろ誰もついてこなくなってきた所で再度建築の方向…

季節外れの音楽でもどうぞ

去年作った音楽で、個人的に一番気に入っているものです。 なんというか、空気感が一番よく表現できた。動画じゃないんで絵なんか見なくていいです。 目をつむって、ぜひ。 『なつおわ』 - 声の出演:初音ミク 窓を開けて蝉の声を録りながらギターを調弦した…

「しぶもじ」作ってみた

左下は「おまわりさんこの人です」って言ってますたぶん。

羽田から浜松町まで

羽田から浜松町まで東京モノレールに乗っていたら夕暮れが綺麗だったので、 録画してオリジナルの音楽つけました。どうぞ!

マインクラフトと土着建築

(この動画、暇な時に自分で作ってみました。あほですみません。ブログもいいけど、今後「動画」という手段を使っていきたいので、いろいろ練習も込めてやってみました。Keynoteでスライド作成→QuickTime画面録画→iMovieで編集。ナレーションは「ゆっくろい…

『Architecture ain't good for you』

http://archisbad.blogspot.com/ 面白いイメージまとめブログ。 ◯建築家にとっては見るとよくないサイト?

『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK2』に掲載された最先端アイドルグループを調べてみた

渋谷のLIBROを徘徊して何気なく手に取った『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK2』。 その名も「2012年の日本を発電させるカルチャーエネルギーベスト100!!!!!!!!」 DOMMUNE オフィシャルガイドブック2 (DOMMUNE BOOKS 0006)___KAWADE夢ムック作者: DOMMUNE(ドミ…

あけましておめでとうございます!

1年以上放置したこのブログですが、再開いたします。 さっそく建築じゃない変な記事になっちゃいますが、書いたものをアップします。 今年は加速するよ!! なので、改めて、よろしくお願いします!!!!

初音ミク論 オマケ\(^o^)/

論なんて銘打ったけれど、ただの多面的な紹介でした。実はここからが本編です。これを楽しく見てもらえるように書いた前置きでしかありません。 というわけでここまで読んでいただいて、オタクだからキモイとか萌えだから無理という損するだけの感性を捨て去…

初音ミク論 その2

5 初音ミクは好き嫌いがはっきり分かれる。もっとも大きな原因は「萌え」だ。オタク文化が好きか、少なくとも耐性がある人でないと、ミクの持つ「萌え」の側面で拒否してしまう。 まず通常の音楽好きが気になるのは、この萌え声なんじゃないだろうか。これが…

初音ミク論 その1

1 たとえばブログに、ネットの掲示板に、あるいは貸しスタジオのメン募欄に、次のような書き込みがあったら人は何を思うだろうか。「。。どうも、ハットリ(Vo, Gt, Ba)です。僕の新曲「さくら」の音源です。どうぞ聞いてやってください。」……うん………とくに…

東北新幹線新型車両はやはり「はつね」がよかったと思う

初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター:左 )アーティスト: cosMo@暴走P feat.初音ミク,Storyteller(GAiA×cosMo@暴走P)feat.初音ミク出版社/メーカー: エグジットチューンズ発売日: 2010/08/04メディア: CD購入: 8人 クリ…

けんちく!

先日、家でサバの甘酢あんかけを食べながら、琴吹紬(ことぶきつむぎ)の誕生日を祝うスレッドを見ていた。 大勢の人たちが記念すべき7月2日に照準をあわせて、PCの前に数々のお宝グッズを並べ、名前入りでおめでとうと書かれたチョコプレートつきのバースデ…

なんで書いたのか

そういえばなぜ妹島論を書いたのか、ここに書いていなかった。 僕は2010年2月に妹島論を提出して、5月に隈事務所に入った。 第四世代のスーパースターに取り入ったのか? それまでの天邪鬼なハットリはどこへいったのだ?…という感じだ。 (実際知り合いには…

Where did Kazuyo Sejima come from?

どうせドイツ語になるんだから英語版もup。 - You might be shocked to learn that Kazuyo Sejima never received an “architectural” education. Then again, depending on how you look at it, perhaps you could say that she did. Although Sejima studi…

妹島和世はどこから来たのか?

ドイツの建築週刊誌『Bauwelt』(http://www.bauwelt.de/)に妹島論をもとにしたエッセイを書きました。 これから英訳されて、ドイツ語訳されて、掲載される、ハズです。 日本で読めない可能性が高いので、さっそく本文をupします。 以下、本文。 - 妹島和世…

タイトルはいつも後。そしていつもここで手が止まるからいらないよタイトル。

あぁ、書いてない。すばらしく書いてない。 本当は書きたいことはたくさんあるような気がしているのに。 とはいえ深夜に帰ってきて書こうという気が起きないんだから仕方ない。 だが今日はたまたま飲んだので、意味もなくキーボードを叩く感覚を味わおうとし…

すばらしき妄想の世界

わりと前のことになるけど、初代TV版マクロスを見終えた。 どうしてもマクロスフロンティアと比較したくなった。 今回は、現代が妄想の時代だというお話。 初代マクロスは1982年の作品(僕は生まれていない)。 マクロスFは2008年の作品。シリーズの25周年作…